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このほど、第7回全国高等学校情報教育研究会全国大会(埼玉大会)が『未来を創る
情報教育~新しいメディアへアプローチ~』をテーマに東洋大学で開催されました。同大会事務局を務められる春日井 優 埼玉県立川越南高等学校教諭にレポートいただきました。
1はじめに
第7回全国高等学校情報教育研究会全国大会(埼玉大会)が、東洋大学川越キャンパスを会場に8月12日(火)、13日(水)の2日間で開催されました。基調講演、ポスターセッション、分科会発表などが催され、295名の参加がありました。
大会テーマを「未来を創る情報教育~新しいメディアへアプローチ~」とし、情報化の影の部分も光に変える力強さを持った情報教育の展開を目指すものとしました。
2大会の様子
(1)基調講演
『輝く未来を創るセルフ・イノベーション』という講演題で、前刀禎明・株式会社リアルディア代表取締役社長の基調講演が行われました。企業が求めている人材とその先に必要とされるセルフ・イノベーションについて述べられました。期待超越と価値の再定義により未来を創造することと社長の『変わらないを変えよう』という言葉が印象的でした。
(2)ライトニングトーク
昨年度に引き続き、ライトニングトークによる翌日の分科会発表の紹介が行われました。わずか3分間の発表時間で、機器接続のトラブルも話のネタにするなどのライブ感覚が好評でした。
(3)ポスターセッション
ポスターセッションでは全19件の発表が行われました。実物展示や授業を模した発表などもあり、とても活気がある発表でした。今回は高校生による発表もあり、次回大会以降にも期待が持てるものとなりました。
(4)分科会
「問題解決」、「教材の紹介・教材の開発」、「実践と提案」、「実践事例・情報モラル」の4分科会に分かれて発表が行われ、計31件の発表がありました。
『情報の科学』を選択している学校の比率が低いにも関わらず参加者が多く集まり、『情報の科学』について発表に関心が多く持たれていることがうかがえました。
(5)若手分科会
埼玉・東京・神奈川・千葉・茨城・大阪の研究会・部会や教育センターから推薦された情報科採用の先生10名に登壇していただき、日頃の実践の成果の発表が行われました。関心が高く、多くの参加者が集まりました。発表内容には先進的な取り組みの発表も多く、今後の情報科の発展に期待が持てるものでした。
(6)講評・講演
永井克昇・千葉商科大学教授、前文部科学省視学官から2日間の講評と「本気で取り組む情報教育~正しい理解と適切な実施」という演題での講演をいただきました(講演の詳細は、こちらに掲載)。
3おわりに
次回の全国大会は、平成27年8月10日(月)、11日(火) に宮崎公立大学で行われる予定です。皆さまには発表者となることも含め御参加いただき、大会を盛り上げて宮崎大会を成功に導いていただけると幸いです。
最後に、この場をお借りして、今大会が成功したことを参加者および関係者の皆さまに御礼申し上げます。
(2014年10月掲載)