実践レポート

中学校全学年 特別活動生徒1人1台の活用 1人1台 × SKYMENU Cloud 時と場所を選ばず、つながる学校生活

河村 敏文教諭

愛知県日進市立日進中学校

本時のねらい

オンライン授業(完全オンライン、ハイブリッド式含む)を行うにあたり、機器の設定やWeb会議システムの開催等に関する設定、また、設定ができても授業を配信する教員と受信する児童・生徒の理解とスキルの問題等、導入するときの壁はたくさんある。そこで、『SKYMENU Cloud』の[Web会議システムとの連携]機能を活用することで、上記の壁が簡単にクリアでき、快適にオンライン授業を行うことができる。

授業の実際

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、これまで当たり前に行っていた体育館に全校生徒が集まって行っていた「朝礼」が、いわゆる「3密」になり、実施できなくなってしまった。実施できなくなってしまったのは、「朝礼」だけでなく、室内で行う「3密」に該当する行事は、開催方法を工夫しなければならなくなった。そこで、『SKYMENU Cloud』の[Web会議システムとの連携]機能を活用し、大勢で集まれないときでも、各教室と中継をつなぐことで、情報の発信ができるようになった。単に中継するだけなら通常のZoomアプリだけでもできるが、『SKYMENU Cloud』の[Web会議システムとの連携]機能だからこそ、安全性が確保できる上に、『SKYMENU Cloud』の機能を使って生徒にZoomのURLを周知できる手軽さと反復性があり、安心して活用することができる。

SKYMENU Cloud活用のポイント (効果と児童生徒の反応)

1コロナ禍でも全員が参加できた卒業式

Web会議システムとの連携

▲ 卒業式の様子を全教室にライブ中継

新型コロナウイルス感染症の感染が拡大する中、学校行事の集大成ともいえる卒業証書授与式をどのように行うか、模索した。卒業生とその保護者のみの参加で行うことは、会場の規模を考えたとき、可能であった。しかし、在校生に卒業生の姿を見せることこそ「教育的価値」と考えた。そこで、[Web会議システムとの連携]機能を使い、体育館と本校舎にある放送室を中継(この時点でZoomの有償アカウントは無い)し、そこから校内放送の機能を使い、全教室にライブ中継をすることで、在校生も卒業式に参加することができた。当日は、卒業生とその保護者が体育館に、在校生が教室に入り、無事、卒業式を終えることができた。

2教室の様子もわかるオンライン朝礼

Web会議システムとの連携

▲ 校長室から朝礼を配信

本校は、全校生徒800名(一学年240~290名)を超える大規模校である。行事等で全校生徒が体育館に入場するとかなり手狭な状態であった。コロナ禍以前は、全校生徒が体育館に入場して行っていた朝礼も、コロナ禍では文部科学省発出の新しい生活様式にそって生徒同士の間隔をとることで、一学年の入場が限界であった。そこで、[Web会議システムとの連携]機能を使った「朝礼」を校長室から発信した。一方通行的な発信だけでなく、生徒の顔が見えるように、市から支給された「超短焦点プロジェクタ」と組み合わせることで、壁に生徒の様子を映し出し、より双方向性が高まった「朝礼」を行うこともできた。

3完全オンライン授業を想定した訓練

Web会議システムとの連携

▲ オンライン授業の練習をする教員

令和3年9月の新型コロナウイルス感染症の流行(いわゆる第5波)により、世間的なオンライン授業のニーズが急激に高まった。本校ももれなく、保護者からのそういった声があった。そこで、教務主任、技術・家庭科(技術分野)担当、情報担当が中心となり、オンライン授業の検討、準備、練習を行った。当初、さまざまなアプリの活用を考えていたが、『SKYMENU Cloud』を活用して行うことにした。最大の理由は「安全性」である。教員が『SKYMENU Cloud』からログアウトしてしまえば、生徒同士がZoomでつながっていることはないからである。

定期テストの日の午後を利用し、全校生徒による[Web会議システムとの連携]機能を使った学校と家庭間の検証実験を行った。ほとんど問題なく検証を終えることができ、今後のオンライン授業への活用を検討している。

こんな場面でも使える!実践を振り返って

[Web会議システムとの連携]機能を使えば、手軽に離れた場所からの授業や会議が可能である。『SKYMENU Cloud』は、市町村ごと学園ごとの契約が多いと思う。その利点を生かし、市内の学校の生徒会をつないで共同活動を取り入れたり、移動時間の短縮を見込み各層研修を行ったりすることが、これまで以上に手軽に行うことができる。また、小学校高学年の教科担任制の授業を中学校に所属している教員が、遠隔で授業を行うことなど、可能性は無限に広がる機能である。

(2022年3月掲載)