実践レポート

小学校6年 算数児童1人1台の活用 1人1台 × SKYMENU Cloud 色の部分の円の面積の求め方を説明しよう 単元名:「円の面積」

太田 真生教諭

愛知県安城市立桜井小学校

本時のねらい

本時は、児童に課題が入った[発表ノート]を配布する。グループでお互いの考えを見合ったり、学級全体で考えを比較したりすることで、自分の考えを説明するようにした。友達の考えを視覚的に共有することで、自分の考えと友達の考えの違いに気付き、それぞれのよさを実感することを目的とした。

授業の実際

児童は、これまで自分の考えを相手に説明するために、[発表ノート]を紙のノート代わりとして活用してきた。しかし、今回のように図形に線をつけ加えたり、違う色のペンで自分の考えを指し示したりすることはしてこなかった。そこで単元を通じて、[発表ノート]を活用し、「自分の考えを相手に伝わりやすくするためにどうしたらよいか」という視点を与え、書き方や提示の仕方を工夫しながら活動を行った。また、グループで考えを共有したり、全体で大型モニタに提示したりして、児童それぞれの考えを発表する時間を設けた。児童は、自分の[発表ノート]を友達に見せながら説明をすることで、自分の考えをより深めることができた。

SKYMENU Cloud活用のポイント (効果と児童生徒の反応)

1全体で課題を共有する

発表ノート

▲ 1枚の[発表ノート]に自分の考えをまとめる

児童は、本時の課題が入った[発表ノート]に、自分の考えを書き込んでいく。ここで図形は、背景に貼り付けて、子どもたちが誤って消さないようにした。児童はその図形の上に線を引いたり、色を付けたりしてどのように計算すればよいかを考えた。また、下にはスペースを空けておくことで、自分の考えた計算式や文章を書いて、1枚の[発表ノート]に自分の考えをまとめることができた。この様にして、同じ書式を使って、全体で課題に取り組む。

2児童の考えを一覧化し、課題の進行状況を確認する

画面一覧

▲ 大型モニタに児童の端末の画面を一覧化して表示

児童の考えを大型モニタに一覧表示した。自分の考えと違う考えを見つけたら、どのような考えなのかを相手にたずねるようにした。教師は、児童がどれだけの進度で課題に取り組んでいるかを確認することができるので、個で考える時間と、グループで考える時間を切り替えるタイミングをはかることができた。児童は、他の考えを見て、いろいろな考えがあることに気付いた。

3グループ学習で自分の考えを説明する

発表ノート

▲ [発表ノート]を見せ合いながら、グループで理解を深める

児童は、課題が載っている[発表ノート]に自分の考えを書き込んだ。しかし、課題の解決まではいたらない児童もいた。グループでそれぞれの[発表ノート]を見せながら自分の考えを発表したり、友達の[発表ノート]を見て質問したりすることで、色の部分の円の面積を求めるためには、補助線を引いたり、既習の図形を見つけたりすることが大切だと気付くことができた。

友達の[発表ノート]を見て説明を聞いたことで、指で確認しながら質問をする児童もいた。理解を深めることができたと考えられる。

こんな場面でも使える!実践を振り返って

本実践では、円弧を含む複雑な図形の求め方を説明することを課題として設定した。児童は、式だけでなく図形に色を付けたり、線を引いたりしながら、自分の考えを表現することができた。また、グループ活動では[発表ノート]を他の子たちに見せながら、説明する児童もいた。これらを通して、児童は、自分の考えだけでなく、他の考えを取り入れることで、より理解を深めることができた。

そして、[画面一覧]を大型モニタに映し出すことで、グループの違う児童の考え方にもふれ、いろいろな考え方があることに気付くことができた。教師も一目見て、どの児童がどのような考えをもっているかつかみやすく、多様な考えを授業の中で引き出すことができると感じた。

(2022年3月掲載)