実践レポート

小学校4年 算数児童1人1台の活用 1人1台 × SKYMENU Cloud 思考の可視化、共有のための活用 単元名:2けたでわるわり算

比嘉 邦浩 教諭

沖縄県西原町立西原東小学校

本時のねらい

  • 十でわる除法で、余りが出る場面について、理解する。
  • 10を単位として計算した場合の余りの大きさを正しく理解する。

授業の実際

「140枚の色紙を1人に30枚ずつ分けると、何人に分けられて、何枚余りますか」という問題から、児童が立式を行い、これまでの問題と違い、余りを出す問題であることを確認した。児童は各自図・式・言葉を使って自力解決し、ノートに書いた自分の考えをタブレットで撮影した。電子黒板で集まった互いの考えを比較検討し、10のまとまりで考えることや商は4であることを確認した。同時に、そこから出てきた「あまりが2なのか20か」という新たな疑問をグループや全体で協議し、余りが「20」であることを、確かめ算でも確認することができた。その後、今日の学習をまとめた後、タブレットに適応問題を送信し、習熟を図ることができた。

SKYMENU Cloud活用のポイント (効果と児童生徒の反応)

1自力解決で書いたノートを撮影

カメラ

「140÷3」は、どのように解いたらいいのか、また余りはどのように出したらいいのかを、各自がノートでまとめた後、ノートに書いた自分の考えを『SKYMENU Cloud』の[カメラ]機能で撮影した。まだ『SKYMENU Cloud』を使い始めた時期ではあったが、児童はスムーズに[カメラ]機能を使って撮影することができていた。

2児童の考えを教師側で共有、焦点化

画面一覧、画面比較

[カメラ]機能で撮影したノートの画面を授業時間短縮のため、[画面一覧]機能で電子黒板上の教師画面で共有し、進捗状況を確認することができた。また、[画面比較]で似たような考えを比較し、「140÷30」の解き方について児童の考えを焦点化し、余りの出し方について新たな疑問を話し合わせることにつなげる活用を行うことができた。

3適応問題を配付し、解答後に共有し回収

発表ノート、画面一覧、回収

本時のまとめを行った後に、児童の理解度を見るために、あらかじめ[発表ノート]で作成しておいた問題を児童に[配付]し、解答させることができた。問題をさせることで、児童がどの程度できているか見とることができただけでなく、[画面一覧]機能を使って簡単に考え方や解答を確認することができた。また終了後に、児童の発表ノートを[回収]し、事後に担任がゆっくり一人一人の理解状況を確認することができた。

こんな場面でも使える!実践を振り返って

これまでの授業では、考えの書かれたノートを数名しか取り上げることができなかった。しかし、『SKYMENU Cloud』の[画面比較]を活用することで、全体の思考を可視化できるようになったことは、今後の授業実践においても非常に効果的であると実感している。また、発表が苦手な児童の考えを取り上げ、全体共有を図りながら他の児童が説明するという「思考の繋ぎ」も行うことができた。さらに、授業終了後には、[回収]した[発表ノート]で個々の画面を随時確認することができるため、児童の理解度の把握も容易に行うことができた。
今後は、全教科を通した有効的な活用方法を模索しながら、授業力向上を図っていきたい。

(2021年10月掲載)