学習指導要領/教育の情報化

学習活動端末支援Webシステム SKYMENU Cloud

■『SKYMENU Cloud』とは

学習活動端末支援Webシステム『SKYMENU Cloud』は、従来オンプレミス環境で提供してきた『SKYMENU Pro』や『SKYMENU Class』に搭載している[発表ノート]などの機能をクラウド環境でもご利用いただけるよう、ブラウザ上で動作する『SKYMENU』シリーズの新商品です。2020年6月のサービスイン時点からご利用いただける機能は右ページの表のとおりですが、今後も機能を追加していく予定です。
『SKYMENU Cloud』は、クラウドサービスとして提供しますので、学校や教育センターへのサーバの設置や、教員用・学習者用端末へのソフトウェアのインストールの必要はありません。また、インターネットへの接続環境があれば、どこからでもご利用いただけます。
「Sky安心GIGAタブレット」(基本パッケージ)では、『SKYMENU Cloud GIGAスクール版※1』(3年間利用ライセンス)を提供。さらに、応用パッケージには「拡張キット※1」として、『SKYMENU Cloud』に搭載されるすべての機能がご利用いただけます。

■授業に求められるツール

一般的に、学習管理システム(LMS=Learning Management System)などの学習用ツールには、個別学習を支援する機能が搭載されていることが多いです。しかし、これらは主に授業外学習での活用が前提とされています。
一方、「GIGAスクール構想の実現標準仕様書」では、想定される活用場面として「個々の児童生徒の考えをリアルタイムで教師と児童生徒間、児童生徒同士、学級全体で共有する」ことや「児童生徒同士による考えの比較や議論の活性化」するといった場面が記載されています※2。
こうした学習指導要領に示されている一斉学習や協働学習は、LMSだけで実現することは難しく、『SKYMENU』シリーズのように授業の中で活用できるシステムも求められています。

■『SKYMENU Cloud』ならではの活用

『SKYMENU Cloud』の大きな特長は、従来の『SKYMENU』シリーズとは違い、インターネットに接続できる環境があればどこからでも利用できることです。その活用例の一つが、家庭学習での活用。例えば、『SKYMENU Cloud』の[発表ノート]機能なら、先生が教材や課題を配付することも、子どもたちがノートやプリントを提出することも、自宅から行うことができます。
このような機能の活用によって、日々の学習はもちろん、臨時休校時の遠隔授業の実施など、児童生徒1人1台環境ならではの新しい形の授業や学びの実現をご支援します。

■サービスイン時点からの提供機能

2020年6月のサービスイン時から「SKYMENU Cloud GIGAスクール版」および「拡張キット」で、ご提供する機能は下表のとおりです※3。これらの提供機能は、今後それぞれに追加していく予定です。

  • 『SKYMENU Cloud GIGAスクール版』および「拡張キット」は、「Sky安心GIGAタブレット」向けに提供する専用品です。
  • 「GIGAスクール構想の実現 標準仕様書」(令和2年3月3日)1.学習者用コンピュータの標準仕様書(3)学習用ツールについてより。
  • 『SKYMENU Cloud』は、ブラウザ上での動作を前提としているため、『SKYMENU Pro』および『SKYMENU Class』の搭載機能とは異なります。また、同一名称の機能であっても一部仕様が異なる場合があります。

(2020年6月掲載)