ICT活用教育のヒント

「教育の情報化とIT活用教育」コラム 原克彦

情報教育の必要性

今年度から高等学校で教科「情報」がスタートしました。これに先立ち、昨年度から小中学校で「情報教育」が始まっています。高等学校の教科「情報」は、指導要領にも明記されており、必修科目として位置づけられているので、誰もが必ず学習することになります。

また、中学校でも技術・家庭科の中に「情報とコンピュータ」が内容として盛り込まれ、これも誰もが学ぶことになります。また、小学校での「情報教育」については、指導要領の中に基本的な考え方として盛り込まれていますが、情報教育の目標や必要性については、先生方にあまり理解されていないのが実態です。

また、中学校でも技術・家庭科の中に「情報とコンピュータ」が内容として盛り込まれ、これも誰もが学ぶことになります。また、小学校での「情報教育」については、指導要領の中に基本的な考え方として盛り込まれていますが、情報教育の目標や必要性については、先生方にあまり理解されていないのが実態です。

ところで、この「情報教育」では、何を学び、何を身につけるのでしょうか。

一言で書き表すことは難しいのですが、健全な情報社会を構築するための情報活用に関する力を培い、情報社会のルールを理解し、守ることができるモラルを身につけることにあります。

もちろん、このほかにもさまざまな目標が盛り込まれていますが、それらは別の機会に譲ることにしましょう。

しかし、この情報教育に関して日本は今、先進的な諸外国に比べ10年以上の差をつけられていると私は感じています。その理由は、いくつかあります。

例えば、個人情報をはじめとする「情報」を扱うルールを破る行為が頻繁に行われています。いや、ルールそのものが周知されていないというのが現状かもしれません。

それは、情報教育の立ち遅れにあります。情報社会の急速な進展に対して、情報教育をスタートする時期を逸していたのかもしれません。日本の情報産業が急速に進展し始めた昭和60年代当初に、現在確立されつつある情報教育を始めていたら、日本は本当の意味での「情報立国」になっていたのかもしれません。

体系化された、しかも、時代の変化に柔軟に対応できるような仕組みを持った情報教育を早急に進めることが必要ではないでしょうか。

(2003年12月掲載)

一覧へ戻る