ICT活用教育のヒント

「教育の情報化とIT活用教育」コラム 原克彦

情報管理とセキュリティ

最近、市町村単位の教育委員会や教育センターなどを核とした地域内ネットワークが増えてきました。中には、教育委員会やセンターからのリモートメンテナンスや管理ができるように“イントラネット”が敷設され、各学校のサーバやクライアント機の運用管理を集中的に行い、便利な仕組みになっている場合もあります。しかし、その反面、いくつかの問題点も持っています。

例えば、A校のコンピュータからB校のネットワークが丸見えであったり、時には、互いにファイルが参照できるようになっている場合も・・・。

もちろん、意図的にそのような仕組みを作り、教材や文書などの共有を行っている場合もあります。一定のルールに従って、正しく設定が施され、利用の約束事が共通理解されている中での利用であればいいのですが、多くの場合はそうではないようです。

例えば、ファイルの共有という便利な使い方を獲得し、教員間や学校間で行 う場合に、その後始末を忘れると、OSの種類によっては、いつまでも誰にでも見えたままになってしまっている場合もあります。使ったときは便利でも、その後の処理をきちんとしておくことが必要です。もちろん、利用する前に正しい知識と運用方法を理解したうえで使うことが必要であることは言うまでもありません。情報管理をしっかりしていても、運用段階で誤った使い方をすると、結局情報は漏れっぱなしということになるのです。

私も、ある研究会の会場で、自分のノートパソコンのハードディスク内のフォルダを共有設定の状態でうっかりネットワークに接続し、指摘を受けて始めて気付いたというような失敗をしたことがあります。

みなさんも、くれぐれも気を付けてくださいね。

(2003年6月掲載)

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