ICT活用教育のヒント

学校の情報化を進める 安達一寿

特別教室等での利用

特別教室等の役割

特別教室等には、文科省の計画では各学校6台のコンピュータが設置される計画になっています。

一般教室の場合と同様に、それぞれの学校での考え方やネットワークの状況によって、柔軟に構成を考えることができます。それぞれの特別教室等の用途・特徴に合わせた利用を考え、その上で、最適と考えられる形態を採用することになると思います。ある意味、学校の個性や特徴がでることになります。

設置場所と利用方法の例

特別教室等では、教科用ソフトや教材、インターネットでの情報取得などは、どの教室でも考えられますが、その他に各教室固有の利用方法として、以下のようなことが考えられます。

  • 音楽室-楽器(MIDIなど)としての利用など
  • 理科室-実験器具での利用、ネットワークのデータ共有など
  • 図工/美術室-コンピュータグラフィック、作品公開など
  • 家庭科室-データの集計、分析など
  • 視聴覚室-プレゼンテーション、調べ学習など
  • 体育館/講堂-式典などでの利用、発表会など

普通教室での利用と比較すると、専用のハードウェアやソフトウェアが必要になる場合やネットワークの接続の柔軟性、コンピュータの可動性などを考慮する場面が多くなると思われます。

また、常設と言うことではなく、場面に応じて移動させることもあり得ますので、管理面からの配慮も必要になるでしょう。

実際に行われている運用方法

これまで視察した学校の中で、いくつか役に立つ利用方法がありましたので、紹介します。

学校内連絡掲示板としての利用

昇降口や玄関、廊下やオープンスペースにコンピュータとネットワークを設置し、その日の予定や連絡事項を電子掲示板やホームページを利用して発信している例がありました。即時性や管理運用の簡便さという部分をめざしているとのことです。

学校の規模にもよりますが、有効活用されている例です。

ライブカメラの利用

これも昇降口などに、カメラ付きのコンピュータとネットワークを設置し、職員室などからその場所の様子をライブで参照できる機能を実現していました。市販ソフトでもこの機能を実現するものも発売されています。

監視が目的になる場合もありますが、学校のセキュリティを高めるという意味で有効な場合もあると思われます。また、この学校内の様子を保護者向けに配信している例もあります。保護者の立場に立てば、日頃の学校の様子が身近に感じられるのではないでしょうか。

(2004年6月掲載)

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