ICT活用教育のヒント

「ネットワーク上の個人認証について」

児童生徒に情報活用の実践力を身につけさせるためには、自由にインターネットに接続させて、調べ学習や交流学習をさせたいものです。しかし、有害情報にアクセスしないか、不適切な情報発信をしないかなど、心配も尽きません。また、校内の児童生徒と共用しているコンピュータを校務処理や教材研究に活用したいが、情報漏えいや改ざんが心配といわれる先生もいるのではないでしょうか。

このような問題でお悩みの先生方におすすめしたいのが、コンピュータを使っている利用者を特定することです。そうすれば、利用者に合わせた利用範囲の設定や、他人に使われないサーバ上の個人フォルダの利用、不適切な使用があった際のログによる追跡やネットワークトラブルの原因解明などが行えるようになります。

では、利用者の特定は、どのようにすればよいのでしょうか。それには、その利用者にネットワークのハードウェアやソフトウェア資源の使用権があるか否かを検査するという個人認証を行う仕組みが必要です。

『SKYMENU Pro Ver.7』以降には、ユーザID、パスワードによる個人認証を容易に運用できる仕組み「ユーザ情報保守機能」があります。ユーザIDやパスワード、名前、所属などユーザに関する情報を、『SKYMENU Pro Ver.7』以降では「ユーザ情報」といいます。このユーザ情報を登録することで、利用者ごとの目的にあわせた運用が可能になり、『SKYMENU Pro Ver.7』以降の機能を最大限に利用できます。

でも、学校では、毎年、卒業、入学のシーズンは、数百人単位の異動があり、一人ひとりのユーザ情報の登録や変更をしていくのは大変な作業です。『SKYMENU Pro Ver.7』以降では、「ユーザ情報保守機能」を使って、学校の校務の実情に合わせて、ユーザ情報を短時間で登録したり、変更したりできる機能があります。今回は、その機能をご紹介します。

3種類の登録方法

ユーザ情報の登録には、学校で作成した名簿のデータからユーザ情報を一斉に登録する「一括登録」、学習者本人が自分自身のユーザ情報を登録する「本人登録」、一人ひとりのユーザ情報を個別に登録する「個別登録」があります。

一括登録

一括登録用のデータ

学級単位で学習者のユーザ情報を登録しますので、大量のユーザ情報を一気に登録できます。登録作業を行えるのは、管理職の先生か、情報教育担当の先生になります。作業には一括登録用の名簿データをテキスト形式のファイルとして用意します。名簿データは、名前とふりがなは必須ですが、ユーザIDはふりがなから自動作成が可能です。また、パスワードもランダムな文字列を自動で作成することが可能です。

本人登録

学習者が自分自身のユーザ情報を登録する方法です。学習者が「本人登録」を行うときは、学習者の操作するコンピュータに対して、登録の許可を行う必要があります。コンピュータ教室の授業などで、先生の指示に基づいて、児童生徒が登録するときに使います。

本人登録画面

個別登録

一人ひとりのユーザ情報を個別に登録する方法です。登録作業を行えるのは、管理職の先生か、情報教育担当の先生になります。児童生徒の転編入への対応など、入力件数が少ないときに向いています。この登録では、ネットワーク利用の許可やパスワード変更の許可など、個別の設定ができますので、ユーザ情報を細かく設定できます。個々のユーザ情報の修正も「個別登録」を使って行います。

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