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- 第1回
「授業で、文学作品がデジタル化された教材を手軽に利用できたら…」と思われたことはありませんか?
今回は、著作権の保護期間を過ぎた作品などを公開している、インターネット電子図書館「青空文庫」をご紹介します。
- 第1回
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インターネットの電子図書館「青空文庫」
文学作品をプロジェクタで投影したい
普通教室でプロジェクタを利用した授業を見学させていただくことが増えてきました。
先日、訪問した中学校で、国語科の先生から「文学作品をデジタル化した教材ってありますか?」と質問をいただきました。お聞きしたところ、プロジェクタとマグネットスクリーンを利用して、文学作品を投影しながら、重要な箇所にマーキングしたり、段落の構成を説明したりといった授業を行いたいとのことでした。
そこで、思い出したのが、「青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)」です。
こちらのホームページは、利用に対価を求めない、インターネット電子図書館です。
いくつかの教育センターや教育研究所にもリンクがあり、学校の授業で利用されています。
テキストデータやXHTMLデータ、他には電子ブック形式のデータをダウンロードできるようになっています。また、電子ブックソフトは、「青空文庫」内のページで紹介されています。
縦組みや、ページめくりをするときには、こうした電子ブックソフトは大変便利です。
一度、コンピュータとプロジェクタを利用して、目的の文学作品をマグネットスクリーンに投影してみてはいかがでしょうか?
ある高等学校では、図書室のノート型コンピュータが電子ブックとして活躍していました。借りたい本がすでに貸し出されているとき、代わりに電子ブックで読めるようになっているらしく、お昼休みには、何人かの生徒が電子ブックで本を読んでいました。
紙の本であれ、電子ブックであれ、文学作品は私たちにさまざまなことを教えてくれる、貴重な教材ですね。