授業でのICT活用

私のICT活用

子どもたちの反応に手ごたえ(堤由美子 千葉県松戸市立馬橋小学校教諭)

子どもの反応が原動力

松戸市立馬橋小学校は、近年、ICT機器の整備が進んでいます。全ての学級に実物投影機と大型テレビ、コンピュータが1台ずつあり、電子黒板も各学年に1台ずつあります。私は以前からコンピュータをはじめICT機器を利用して、授業や校務などを行っていました。しかし、電子黒板はなかなか利用できず、3年前に本校に赴任して初めて利用しました。

初めて利用したのは、1年の図工の授業でした。子どもたちに「絵を描くことの楽しさ」を伝えたいと思い、カメレオンの「尻尾」のグルグルを描かせることを考えました。しかし、尻尾をどのように子どもたちに提示するのかが課題になりました。そこで、尻尾の写真を電子黒板で大きく映し出し、尻尾をマーキングでなぞりながら描いて見せることにしました。

子どもたちの反応は想像以上によく、すぐに「描いてみたい」という声があがりました。ICT活用の「手ごたえ」を強く感じた授業でした。

有効性を知ってしまうと手放せない

「わかりやすい授業」の実現を考えた結果、ICT機器の活用が大変効果的だと感じました。例えば、プロジェクタなどで教科書やプリントなどを大きく映し出すと、子どもへの指示が通りやすいですし、わかりやすく説明できます。一度、その有効性を知ってしまうと手放せなくなります。

ただ、ICT機器の効果は、利用するタイミングや場面によって変わります。「いつ」「どの場面で」「どのように」ICT機器を利用すれば、よりわかりやすくなるのか。また、板書に書く内容と電子黒板で提示するものの区別はどうするのか。日々考えながら授業づくりをしています。

まわりの先生の協力を得て

ICT機器を使って授業をしてみたいと思ったら、機器操作や準備を助けてくれる同僚の先生などに協力を呼びかけるとよいですね。私が電子黒板を利用した際は、詳しい先生に全面的な協力をいただきました。1人で本を読んで、勉強しながら…というのは忙しい先生方には時間がかかり、取り組みにくいのではないでしょうか。

子どもにも積極的に使わせたい

子どもにも積極的にICT機器を使わせたいですね。例えば、校外学習などでデジタルカメラを子ども1人ひとりに持たせてもよいと思います。子どもは大人が思いもしないような視点や発想で撮影するものです。ICT機器を上手く使って、子どもも先生も楽しく、わかりやすい授業を実現したいですね。

(2011年12月掲載)